昨日、スキーを3セット捨てました。
1セット(ストック・スキー靴込み)200円です。

写真の真ん中のスキーは、ユーゴスラビア(現在はスロベニア)のエランというメーカーのスキー板です。モデルナンバー04なんですが、モデルナンバー05は、当時のアルペンスキーの王者、スウェーデンのインゲマル・ステンマルクという選手がはいていたスキーです。
「はあ?インゲマル・ステンマルクって誰?」という方は、詳しくは「Wikipedia」の方でどうぞ。
どのくらいすごいかっていうと、FISスキーワールドカップで1シーズン、スラローム(回転)とジャイアントスラローム(大回転)で全勝、負けなしという記録を持っています。冬季オリンピックでも両種目で金メダルをとってます。
アルペンスキーというのは、フランス・オーストリア・スイス・イタリアのアルプス山脈に起源をもつスポーツです。北欧のスウェーデンのインゲマル・ステンマルクが勝ち続けて、FISスキーワールドカップのチャンピオンを3年連続で取られて、これらの国々のスキー連盟がおもしろいはずはありません。
で、どうしたかというと?ポイントのルールを変えちゃいました。ステンマルクは、回転と大回転にしか出場しないので、必ず滑降競技に出場しなければポイントを稼ぐことが出来ない複合という種目を作りました。スキージャンプで日本が強くなって面白くないので、スキーの長さ制限のルールを作ったのと同じです。
その後、このルールの中で、回転と大回転だけで、FISスキーワールドカップのチャンピオンになったのは、アルベルト・トンバ(イタリア)だけだと思います。
僕から見て、スキーがもう天才的というか能力的に抜けていると思ったのは、この2人とモーグルの里谷多英の3人です。
インゲマル・ステンマルクは、当時はあまりカービングというテクニックが一般的でない頃から、スキーの後ろからしか、雪煙が出ない、ずれのないターンをしていました。抜けて速いのは当たり前です。
アルベルト・トンバは、ワールドカップのレースをテレビで見ていた時、はね飛ばしたポールが抜けて、後ろから斜面を転がってトンバに向かってきたわけです。それを、なにげに軽く足を持ちあげてかわしたのです。「こいつ後ろに目が着いているのか!?」そして何事もなかったようにトップタイムを記録したような記憶があります。
里谷多英については、いろいろスキー以外のことで話題に上りますが、スキーのターンテクニックは世界の一級品です。これは練習というより天性の素質なんだと思います。小学校5年生でモーグルをはじめて小学校6年生でいきなり全日本で優勝、中学校2年生からは6連覇で、高校生の時にリレハンメルオリンピックに出場しました。当時は美少女スキーヤーとして一部で話題になったんですが、その後は、ビジュアルでは上村愛子ちゃんにお株を奪われてマスコミの注目されないまま、長野オリンピックで金メダルです。
最後のオリンピックになったバンクーバーオリンピックの第2エアーで転倒するまでのターンは、速さ切れ味ともに僕がいままで見てきたターンの中では、最高の神ターンでしたが誰にも注目されませんでした。
ところで僕のスキー遍歴ですが、最初はスキーが好きで北海道に住み着いたわけです。
小樽天狗山スキー場でのショットです。当時のカメラ性能としたらよく撮れていると思いますがどうでしょう。


一応1級だったので冬休みにこの写真をそえて、当時手稲山にあった三浦雄一郎プロスキースクールのインストラクターのアルバイトに応募したら受かっちゃいましたが、なぜかその冬休みは、おもちゃ屋さんのアルバイトが先に決まってて断っちゃいました。このときスキー場でアルバイトしていたら、たぶん違った人生を歩んでいたんでしょうね。
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ポールも長すぎるし、雪煙立ちすぎの、視線が下向きだってば!
現在カービングが主ですから、雪煙立てて滑るヤカラは、下手の証!
でも、なんかとても懐かしぃ〜感じがしますぅ〜♪
結局平成になってからは買ってないので、昭和の道具で今まで滑っていました。
ショートターンは雪煙立ちますね。GSのポールセッティングだとカービングで全速だと3本くらいしかクリア出来ません。
モーグルーも札幌ばんけいのコースでトライしましたがコブ3つで飛ばされてコース脇のネットにささってしまいました。
あくまで競技速度での話ですけど。
今のあんな短いスキーで、よくトップが抜けて制御不能にならないな〜!と不思議です。