2013年08月15日

キンカメ2007年産駒のおぼっちゃま達


はじめて競馬の話を書いてみる。TTGの頃の話を書いてもリアルで知ってる方は少ないと思われるので、最近の話から

2007年生まれのキングカメハメハ産駒のおぼっちゃま達といえばおわかりでしょう。

ローズキングダム 母ローズバド(母父サンデーサイレンス)募集価格8000万円
ルーラーシップ 母エアーグルーヴ(母父トニービン)募集価格1億8000万円
トゥザグローリー 母トゥザビクトリー(母父サンデーサイレンス)募集価格1億2000万円

血統

ローズキングダムの母ローズバドの重賞勝鞍は、フィリーズレビューGII(桜花賞トライアル)マーメイドSGIIIでGIには手が届きませんでしたが、オークス、秋華賞、エリザベス女王杯のGIでいずれも2着、あと1歩でGIに手が届くところでした。ローズバドのおばあちゃんローザネイから広がる血統は、「薔薇一族」と呼ばれています。GIを勝つあと一歩のところまでいくのですが、なかなかGiの勲章に手が届きませんでした。ローズキングダムによって、3歳GI朝日杯、ブエナビスタの降着繰り上がりとはいえ古馬混合GIを手にすることができ、「薔薇一族の悲願」は達成されました。ジャパンカップ以降のローズキングダムの不振もなにか「薔薇一族」のストーリーを今後語る上でのいいネタになりそうです。

ルーラーシップの母は、ご存知エアーグルーヴです。天皇賞(秋)、オークスのGI2勝、古馬になっても牡馬を相手にジャパンカップ2着2回をはじめ優秀な成績を残した名牝です。お母さんのダイナカールはオークス馬です。繁殖としても、最初の1番仔のアドマイヤグルーヴがエリザベス女王杯を勝ち、3代続けてGIを勝ちました。フォゲッタブル(ダイヤモンドS・ステイヤーズS)グルヴェイグ(マーメイドS)とルーラーシップを含めて4頭もの重賞勝馬を生んで、競争成績はもちろん繁殖新馬としても超一流の成績を残しました。

トゥザグローリーの母トゥザビクトリーは古馬になってエリザベス女王杯を勝ちました。その時の2着がローズキングダムの母ローズバドでした。繁殖牝馬としてはトゥザグローリー以外の重賞勝馬は出していません。トゥザグローリーのひとつ上の3番仔の牝馬はトゥザグローリーと同じく父キングカメハメハですが、セレクトセールで6億円という牝馬では世界最高金額で落札されました。残念ながら未出走のまま繁殖入りしました。

競争成績

全成績等については、「netkeiba」「Yahoo!競馬」を参照してください。

ローズキングダムは、3歳チャンピオン朝日杯まで3連勝、デビューー戦では、後の皐月賞馬ヴィクとワールピサを2着にくだしてます。クラシック三冠は、4着2着3着とタイトルを手にすることが出来ませんでしたが、ジャパンカップでブエナビスタの降着により古馬GIのタイトルを手にしました。このジャパンカップのタイトルをとったことが後の不振につながっているのではないかと僕は思います。3歳以外のGI馬は、後に出走するハンデ戦以外のGIIでは、斤量が2キロプラスされるレースが多いのです。後の唯一の勝鞍、京都大賞典で59キロで勝っていますが、このときの対戦相手は、後に天皇賞馬となるビートブラック以外は、もう力はすでに下降線にある馬達ばかりです。僕は「ローズキングダムカンカン泣き説」があるんじゃないかと思っています。京都大賞典を例外として、斤量57キロ以上では勝てない。クラシックを取れなかったのも、「その1キロが微妙に応えるのよ」とローズキングダムがレース後のインタビューで語っているような気がします。

母父サンデーサイレンスということと、古馬になってからの不振で、引退後種牡馬としての行き先が決まるまでかなり時間がかかりましたが、無事ブリーダーズ・スタリオン・ステーションワゴンで繋養されることが決まりました。来年からの種付けになると思いますが、ぜひ2017年にデビューする初産駒達には期待したいと思います。

ルーラーシップの競争成績と同時にトゥザグローリーの競争成績もいっしょに語りたいと思います。実はこの2頭の成績、途中まで共通点があるんです。実はこの2頭どちらも「GII・GIII番長」なんですね。ルーラーシップは、2010年12月の鳴尾記念から2012年1月のAJC杯までGI以外の重賞はすべて連勝(4勝)、トゥザグローリーは、2010年12月の中日新聞杯から2012年1月の日経新春杯までGI以外の重賞はすべて連勝(4勝)、期間も4勝という勝鞍もまったく同じでしょう。その後の成績はルーラーシップは香港でGIを制したの後、すべての国内GIで2着1回3着3回と好成績のまま引退しました。毎度毎度の出遅れで、直線忘れた頃に猛然と突っ込んでくるレースは、もし出遅れなければあとGIのひとつやふたつは取れていたのではと思わせますが、出遅れもルーラー君の愛すべきキャラクターなんじゃないかと思います。ルーラーシップは海外GIのタイトルと堅実な成績を残して、社台スタリオンステーションで種牡馬として繋養されることになりました。初年度種付料250万円、2016年に初産駒達がデビューします。血統的にサンデーサイレンスの血を含まない、社台血統であるノーザーテースの血も、配合したら4代前(6.25%)なのでノーザンダンサーやミスタープロスペクターの微妙なクロスと血統的にもいろんなキャラクターの産駒が出てきそうで楽しみです。

トゥザグローリーは、ルーラーシップと同じ「GII・GIII番長」後の成績ですが、中山記念でまったく走る気のない10着に沈んだ後の鳴尾記念で前走の不可解な惨敗を忘れさせるかのような快勝。その後の4レースは、2回の最下位を含む全部2桁着順と意味不明な敗戦を繰り返しています。ローズキングダムと同じく、競争生活の最後は不振な成績、そして母父サンデーサイレンスと引退して種牡馬になるには難しい条件が重なっています。どうかキンカメおぼっちゃま三銃士として、その血統を残して、再度産駒達による戦いを5年後くらいに見てみたいと思います。

2010年ジャパンカップのブエナビスタ降着裁定について

降着制度が変更になってからの裁定は、度重なる岩田騎手の他馬へのアタックが降着にならないのですから、現在の制度ならば、2010年のジャパンカップではブエナビスタの降着はないと思います。

1着入線のブエナビスタが、2着入線のローズキングダムに外側から接触後、内に斜行して、ローズキングダムの進路を妨害したとして2着に降着になりました。

レースを接触が起こる前から追ってみます

レースの録画をスローで何度も見ると、直線でシンゲン先頭、ヴィクトワールピサとエイシンフラッシュが上がってくる、ヴィクトワールピサがシンゲンを捉えたあたりで、外に膨らむ、そのときブエナビスタとローズキングダムがちょうど並んだ時で、エイシンフラッシュの一馬身後方、ヴィクトワールピサはエイシンフラッシュの一馬身前、ここでヴィクトワールピサがシンゲンをかわすため外に進路を取ると、前をふさがれたエイシンが減速、あっという間にブエナビスタとローズキングダムと並ぶと同時にブエナビスタが内に寄ってローズキングダムに接触、ローズキングダムはブエナビスタとエイシンフラッシュに挟まれる。この時点ではローズキングダムは減速していない、減速して走る気をなくしたのはエイシンフラッシュ、その後ブエナビスタがさらに加速し、ローズキングダムの前に来たところで、行き足のついたローズキングダムの鞍上の武豊が手綱を引いて減速、すぐさま追い出すして伸びるもヴィクトワールピサをハナ差とらえたところがゴール板、ブエナビスタに1馬身と3/4話されての2着でした。

もし不利がなければ、ローズキングダムがブエナビスタを差しきっていたかどうかはわかりません、あまり大きく話題にされませんが、スムーズに上がっていったエイシンフラッシュだって、ヴィクトワールピサに進路を遮られなければ、その時点の勢いはエイシンフラッシュのほうがあったので、2着3着争いには加わっていたのではないかと思います。

2009年の安田記念のように、2度も行き場を失って立ち上がりそうな感じになっても、あっという間にディープスカイを差しきったウオッカのように、強い馬は不利があっても強いのかもしれません。

接触はなくてとも間接的にでもエイシンフラッシュの進路をふさいで今回のトラブルのきっかけとなったヴィクトワールピサに騎乗したキシム・ギュイヨン騎手には、過怠金1万円か課されました。今回のレースで一番悔しい思いをしたのはエイシンフラッシュ陣営じゃないかと思うのですが、8着に沈んだダービー馬はあまり話題になりませんでした。



posted by bonjin at 17:39| Comment(0) | TrackBack(0) | スポーツ
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/72447211

この記事へのトラックバック