2013年08月12日

パスポートサイズ、カセットサイズの衝撃


アップルのスティーブ・ジョブズさんは、いつかはアップルもソニーのような商品が作りたいと思っていたそうです。

そして、「iPod」がウォークマンを携帯音楽プレイヤーの王者から引きずりおろし、スティーブ・ジョブズさんの思いはかないました。

1979年に発売されたウォークマンは、やがてカセットテープのケースサイズまで小型化されました。他社も発売しましたが、CD、MDにいたるまで、持ち歩いて音楽を聴くものの代名詞はウォークマンでした。「あっ!それシャープのウォークマン?」みたいな感じです。

1989年にパスポートサイズ(といっても昔のパスポートです)のビデオカメラを発売して、お父さんお母さんが子供の成長記録にを撮影するために一気にビデオが普及しました。平成生まれの方は、けっこう子供の頃のビデオが残っている方が多いと思います。

その後、プレイステーション2で、DVDの普及を加速しました。そのおかげでいまだにブルーレイの普及が加速しないという弊害も生み出すくらいでした。

ソニーの快進撃もここまででした。

携帯音楽プレーヤーで、「iPod」に王者の座を奪われるだけでなく、音楽配信にも進出されアップルが主役の座に踊りでたのです。

ウォークマンは、著作権保護のためのファイルフォーマット(ATRAC3)を採用し、すでに広く利用されていたMP3に対応していませんでした。その後、MP3に対応しましたが、時すでに遅く、携帯音楽プレイヤー市場で「iPod」のトップシェアはゆるぎないものになっていました。

ソニーは、ソニー・ミュージックエンタテインメントという音楽事業や映画事業もグループ内で経営しているため、著作権保護のため、ユーザーの使い勝手の悪いままのファイルフォーマットを押し付けていました。

さらに、ライバルには敵対する方針で、アップルの「iTunes Store」に2012年になるまで、ソニー・ミュージックエンタテインメントのアーティストの楽曲は提供されませんでした。

あと音楽とは全然関係ないですが、ソニーの開発した「Felica」がいまだに、Macはサポートされなていません。これは「Edy」のチャージとかネットショッピングの決済とかでとても不便です。僕も、チャージ、決済の時だけWindowsパソコンを起動します。

ということで、ソニーは昔から相変わらず、自分の作った規格をオープンにしないで、「われわれの規格が世界のスタンダードだ!」という考え方を変えようとはしないのでしょうかね。

なにかドコモと共通するものが感じられます。(ドコモも自社ユーザーの囲い込みしか考えていません)

「Felica」(おさいふケータイ)、こんな便利なものが世界に普及する規格になれなかったのは、ひとえにソニーの責任だと思います。

いまでは、「iPhone」のカメラのセンサーをアップルに供給する下請け部品企業になり下がってしまいました。

いま、ソニーで世界に誇れるものといったら、カメラのセンサーくらいしかないですから。



posted by bonjin at 07:54| Comment(0) | TrackBack(0) | テクノロジー
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