カロリーベース「食糧」の自給率は、現在40%を切ってしまったようです。無駄に捨てられてしまう食品をのぞいて考えても、食糧の輸入が止まってしまったら、現在の半分の量の食事しかできないのです。日本人にメタボはいなくなってしまいますが、笑い事ではありません。経済的貧困層は、餓死者が大量に出てもおかしくありません。
過去の食糧自給率は、1960年代は70%、1970年代でも60%ありました。なぜこんなに低下してしまったかというと、これはひとえに、食の多様化と、コストダウンのため、国産食糧生産が衰退していったのが原因です。農業については、耕作する土地は余っています、しかし、農業をする人材不足と、収益性の問題で米以外の穀物は大半が輸入品になってしまいました。米、小麦粉、大豆、いずれも1キロ300円以上ならば採算はとれると思います。米の小売価格と、国産小麦の小売価格をみればわかると思います。1日に1キロも穀物を摂取することはありません。500グラムも接種すると、カロリーオーバーで肥満になってしまします。
穀物の自給率がほぼ100%になった場合、3玉100円のうどんや、1斤98円の食パンや、3個48円の納豆は当然買えなくなります。1食あたり20〜30円の負担で日本の穀物の自給率が100%に近づけるならば、そのくらいの負担は
肉と魚については、日本人の食生活の欧米化によって自給率は低下したのだと思います。肉食い過ぎです。もっと小魚を食べましょう。いわし、さんま、さばなど、小さい魚は食物連鎖の底辺にいるので、汚染の度合いも低いし、なにより健康にいいです。DHAがどうとか、テレビショッピングでサプリメントのCMやってますが、昔の日本人の食生活がいちばん健康にいいわけです。
ブリ、ハマチ、タイ、エビ、サーモンなど、みなさんが口にしているものはほとんどが養殖ものです。
子供の頃に食べた牛肉より、今の牛肉は美味しくなくなったと思います。無理矢理霜降りにするための肥育方法の改良、ほぼ100%輸入にたよる飼料によって、肉本来の旨味と香りが失われてきました。昔の国産牛肉は、焼くときにフライパンに入れた瞬間に「ジュッ!」という音とともに、牛肉のいい香りがしました。いまは国産高級ブランド牛にしても、焼いた瞬間に配合飼料のいやな匂いがたちこめます。
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