2013年08月10日

安全保障「エネルギー」の自給について


「エネルギー」の自給について考えてみましょう。

石油について

私たちは現在、石油なくして成立しない生活をしています。エネルギーとしてだけではなく、プラスチックや各種の化成品も石油が主たる原料となっています。

石油は、そのほとんどを輸入に依存しています。新潟県をはじめわずかに国内で生産されている石油は、日本の1日の消費量にも見たない量です。残念ながら日本の領土、領海、排他的経済的水域に日本の需要を充分満たすような石油は発見されていないでしょうし、発見される見込みはありません。

石油は、世界の埋蔵量の分布も、中東、ロシア、中南米に偏っています。石油はこれからも世界中で戦略的商品として重要な地位にあることは間違いありません。

では、石油以外に代替えすることが可能なエネルギーについて考えてみましょう。



石炭について

日本の石炭の生産量は、第二次世界大戦中に年間は6000万トン以上を生産していました。現在は釧路の海底炭坑で年間約50万トンを生産しています。この釧路の海底炭田の推定埋蔵量20億トンです。

そのほかにも北海道と九州に閉山してしまった炭田は数多くあり、埋蔵量も相当な量が採掘可能だと思われます。1970年代にそのほどんどの炭坑はコストと数多く発生した事故によって閉山してしまいました。

現在の採炭技術をもってすれば、石炭の生産を再開することが可能な炭田は数多く存在するのではないかと思います。まずは石油を燃料とする発電から国産石炭による発電に順次転換していくことが第一歩ではないかと思います。


天然ガスについて

勇払ガス田(北海道)、南関東ガス田、新潟県および秋田県で、国内消費量の約3%を生産しています。

南関東ガス田は、推定埋蔵量は7,360億立方メートル、可採埋蔵量は 3,685億立方メートル(現在採掘している関東天然瓦斯開発株式会社の資料より)と推定されます。これがどれだけの量か想像もつきませんが、首都圏が多少地盤沈下しようが、利用しない手はありません。

東シナ海ガス田は、日本と中国の排他的経済水域内にあります。尖閣諸島の領土問題を刺激したくないためか、日本が指をくわえているうちに中国が開発を開始してしまいました。となりの家に生えてきたタケノコじゃあるまいし、地下の資源なんて線引きなんてできないわけです。ましてわずかな隙間さえあれば移動してしまうガスです。早いもの勝ちです、中国に掘り尽くされてしまう前に採掘を開始しないと、話し合いなんてしている場合じゃないと思います。ただ埋蔵量はそれほどでもないと推定されています。どちらかというと領土問題で、中国の大陸棚は沖縄まで続いていて、よって沖縄も中国の領土であるみたいな主張の歯止めとするためにも開発は必要だと思います。



電気について

純国産エネルギーとしての電気は、水力発電、ごくわずかの風力発電、太陽光発電、地熱発電をあわせても日本全体の消費電力の10%程度をまかなっているにすぎません。

ダムはつくったものの、利水と治水のみに利用されて、当初は水力発電も計画されていたダムでも、水力発電をしていなかったり、発電規模が縮小されたダムが多くあります。日本はダムを作るのが目的で、利用より利権優先があからさまに感じられます。

脱原発の目標を達成しつつ、自給率を高めるには、石油をエネルギー源とする火力発電所の石炭化(もちろん国産石炭の生産増強)、より一層の節電と、フルに水力発電を活用する事が必要だと思います。

自給率にはわずかにしか貢献しませんが、小川でも農業用水でも発電可能な小電力水力発電を普及させる事によって自分で使う電気は自分で発電することも大切だと思います。



「食糧」の自給について


posted by bonjin at 18:35| Comment(2) | TrackBack(0) | 政治・経済・社会
この記事へのコメント
Bonjinさんって、あまりそんなことを考えて無いひとと思ってました。本当は頭よっかたのですね。能ある鷹は爪を隠していたのですね。脱帽。
Posted by 那須塩原市民驚く at 2014年05月29日 12:34
純国産のエネルギーとしての電気は日本全体の消費電力のたったの10%だけなのですか?驚きました。やい、那須塩原市民、お前も一緒に考えろ(じぶんのこと)。川の流れだけは速い本州、勾配の強い地域には水力発電でも造るべき、やれる事は手を打っておかないと。やらないとダメだと思います。そんな公共事業と名を売って使わない道路をほじくって土建業者に富みの分配をして金をばら撒いている場合では無いと思っています。
Posted by 那須塩原市の松じー at 2014年10月03日 12:39
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