札幌から函館のドライブルートは大きく分けて、苫小牧・室蘭まわりのルート、中山峠を越える国道230号線ルート、小樽まわりの国道5号線ルートの3つのルートがあります。
途中でショートカットできたり、寄り道をすると楽しかったりと、カーナビではたぶん出てこないようなルートなど、バリエーションいっぱいです。
■苫小牧・室蘭まわりルート(国道36号線・道央自動車道)
距離はありますが最速ルートは、道央自動車道です。札幌から大沼公園ICまで約270キロ、大沼公園ICから約30分で函館到着です。何度か走りましたが、高速は景色がよくても好きなところに車が止められないし、SA、PAの売店、食堂も充実していないので、とにかく最速で函館に到着したい場合以外は、走るのけっこう疲れます。
高速道路使わない一般国道ルート、国道36号線→(室蘭)→国道37号線→(長万部)→国道5号線は、苫小牧から室蘭までは果てしなくまっすくな道、函館までほとんど、左手に太平洋を見ながら走ります。漁港がいっぱいあるので、途中の海産物の直売所がたくさんあります。代表的なのは登別虎杖浜の「たらこ」、長万部の「かに」です。室蘭でちょっとルートをはずして、白鳥大橋を渡ることでで室蘭の港が一望出来ます。
■中山峠ルート(国道230号線)
札幌から定山渓、中山峠を通って、豊浦で苫小牧・室蘭まわりルートに合流するルートです。札幌−函館の最短ルートになります。僕は中山峠を超えるのがあまり好きではありません。週末とか観光シーズンには渋滞するかもしれないというのと、札幌中心部から南区までけっこう車が多いので、あまり通りたくないんです。ビューポイントは、中山峠、中山峠を下ると天気がいいと羊蹄山の雄大な山容を見ながらのドライブ、すこし寄り道になりますが国道230号線をそのまま走れば、洞爺湖にも立ち寄ることが出来ます。
■小樽まわりルート(国道5号線)
ひたすら国道5号線の標識にしたがって走ると函館まで着きますが、途中のルートでかなりバリエーションがあります。
●赤井川・倶知安経由(国道393号線)
朝里から国道393号線で、毛無山を越え、赤井川経由で倶知安で国道5号線に合流するルート。毛無山越えがカーブすこしきついのですが、倶知安までほとんど信号はありません。途中北海道ワインの工場、毛無山を下ったところにアリスファームがあります。コンビニは倶知安までありません。
●赤井川・仁木経由(国道393号線)
朝里から国道393号線で、毛無山を越えるところまでは上のルートと同じですが、赤井川から仁木町へ抜け国道5号線と合流するルートもあります。このルートは国道393号線が倶知安まで未開通だったころ、小樽の市街地と余市の市街地を通らないでショートカットするルートだったんですが、最近はほとんど知られていないルートです。
●フルーツ街道経由
朝里から、天神十字街を経由して、いわゆるフルーツ街道を通って、仁木町の然別で国道5号線に合流するルート。札幌から岩内、倶知安・ニセコ方面へ行く場合現状では最速ではないかと思われます。フルーツ街道というのは通称で、僕はリンゴ街道って言ってましたが、塩屋のトンネルの入り口にフルーツ街道の看板があるので、いまではフルーツ街道の方が一般的なのでしょう。小樽市最上から塩谷までが道道956号線、その後が正式名称「北後志東部広域農道」ですが、北海道では誰も正式名称なんぞ気にしていないと思います。天神十字街からフルーツ街道に入っていく最短ルートは公開しません。標識通りに進んで下さい。小樽の住宅地の細い坂道を通過していきますので、道わかっていない人が通ると危険です。冬は通らない方がよいと思います。
この標識(松が枝1丁目)が見えたら素直に右に曲がってすぐ左、しばらく行って三叉路の信号(緑2丁目)を左が一般的ルートです

フルーツ街道はその名の通り、初夏から秋にかけては、いちご、サクランボ、ぶどう、もも、果物いっぱいです。「アップルポート余市」からの日本海や遠くに見えるニセコの山々の景色もすばらしいですよ。
●岩内・蘭越・寿都経由(国道229号線)
赤井川から仁木へ抜けるルートと、フルーツ街道ルートの場合、国道5号線の稲穂峠を超えて共和町で国道276号線(岩内方面)への分岐があります。国道5号線でそのまま倶知安方面へ行くより、岩内を通って少し日本海の海の景色を楽しみながら寿都から、道道9号線を経由して黒松内で国道5号線と合流した方が、距離的にも短いし、車も信号も少なく所要時間は短いです。
いずれにしても国道5号線まわりで、長万部へ抜けるルートは、日本海側の国道229号線を含めて、道の駅がいっぱいあります。ニセコ町の「ニセコビュープラザ」の野菜直売所は、各農家さんが競い合って売場に野菜を並べていますので、これからの季節の収穫の秋にはぜひオススメです。
●朝里ICまで札樽自動車道を利用する
札幌から朝里ICまでは、いつも札樽自動車道を利用します。市内から国道5号線で小樽に向かうと1時間以上かかる場合がほとんどです。札幌市内の南区が出発点以外の場合は、高速道路の利用で半分以下の時間で朝里ICまで行くことが出来ます。市内から小樽方面に入れるICは、札幌北ICと雁来ICだけです。朝里ICでおりる理由は、終点の小樽ICまで行っちゃうと、そこは観光名所の運河地区なので、平日、休日にかかわらず、車がいっぱいです。
札幌西ICから札幌南ICの間は、小樽方面、千歳・苫小牧方面両方向とも入口出口があるのは札幌北ICだけです。
小樽方面のみ入口出口
雁来IC
札幌西IC
千歳・苫小牧方面のみ入口出口
新川IC
伏古IC
北郷IC
岩見沢・旭川方面のみ入口出口
札幌IC
■番外編、美笛峠ルート(国道276号線)
札幌市内からだと、支笏湖をぐるりとほぼ一周して美笛峠を越えて、大滝を経由して伊達で国道37号線に合流するルートです。このルートは新千歳空港から、洞爺湖方面、ニセコ方面への最短ルートになります。飛行機でのツアーで使うチャーターバスがよく通るルートですが、新千歳空港でレンタカーを借りる方はほとんど使わないで、道央自動車道を使います。このルートの目玉は、道の駅「フォーレスト276大滝」です。キノコ汁150円はいつもキノコおにぎりといっしょに注文しています。となりの「−−王国」が「道の駅」だと勘違いして寄る方も多いですが「フォーレスト276大滝」が道の駅です。竹下さんが1億円ばらまいたときに作った「1億円のトイレ」が有名です。
いまどきのカーナビって、このルート全部出るんでしょうかね。Googleマップだと、道央自動車道ルートが出てきました。
posted by bonjin at 21:43|
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