2013年08月10日

安全保障「食糧」の自給について


カロリーベース「食糧」の自給率は、現在40%を切ってしまったようです。無駄に捨てられてしまう食品をのぞいて考えても、食糧の輸入が止まってしまったら、現在の半分の量の食事しかできないのです。日本人にメタボはいなくなってしまいますが、笑い事ではありません。経済的貧困層は、餓死者が大量に出てもおかしくありません。

過去の食糧自給率は、1960年代は70%、1970年代でも60%ありました。なぜこんなに低下してしまったかというと、これはひとえに、食の多様化と、コストダウンのため、国産食糧生産が衰退していったのが原因です。農業については、耕作する土地は余っています、しかし、農業をする人材不足と、収益性の問題で米以外の穀物は大半が輸入品になってしまいました。米、小麦粉、大豆、いずれも1キロ300円以上ならば採算はとれると思います。米の小売価格と、国産小麦の小売価格をみればわかると思います。1日に1キロも穀物を摂取することはありません。500グラムも接種すると、カロリーオーバーで肥満になってしまします。

穀物の自給率がほぼ100%になった場合、3玉100円のうどんや、1斤98円の食パンや、3個48円の納豆は当然買えなくなります。1食あたり20〜30円の負担で日本の穀物の自給率が100%に近づけるならば、そのくらいの負担は

肉と魚については、日本人の食生活の欧米化によって自給率は低下したのだと思います。肉食い過ぎです。もっと小魚を食べましょう。いわし、さんま、さばなど、小さい魚は食物連鎖の底辺にいるので、汚染の度合いも低いし、なにより健康にいいです。DHAがどうとか、テレビショッピングでサプリメントのCMやってますが、昔の日本人の食生活がいちばん健康にいいわけです。

ブリ、ハマチ、タイ、エビ、サーモンなど、みなさんが口にしているものはほとんどが養殖ものです。

子供の頃に食べた牛肉より、今の牛肉は美味しくなくなったと思います。無理矢理霜降りにするための肥育方法の改良、ほぼ100%輸入にたよる飼料によって、肉本来の旨味と香りが失われてきました。昔の国産牛肉は、焼くときにフライパンに入れた瞬間に「ジュッ!」という音とともに、牛肉のいい香りがしました。いまは国産高級ブランド牛にしても、焼いた瞬間に配合飼料のいやな匂いがたちこめます。



posted by bonjin at 21:31| Comment(2) | TrackBack(0) | 政治・経済・社会

安全保障「エネルギー」の自給について


「エネルギー」の自給について考えてみましょう。

石油について

私たちは現在、石油なくして成立しない生活をしています。エネルギーとしてだけではなく、プラスチックや各種の化成品も石油が主たる原料となっています。

石油は、そのほとんどを輸入に依存しています。新潟県をはじめわずかに国内で生産されている石油は、日本の1日の消費量にも見たない量です。残念ながら日本の領土、領海、排他的経済的水域に日本の需要を充分満たすような石油は発見されていないでしょうし、発見される見込みはありません。

石油は、世界の埋蔵量の分布も、中東、ロシア、中南米に偏っています。石油はこれからも世界中で戦略的商品として重要な地位にあることは間違いありません。

では、石油以外に代替えすることが可能なエネルギーについて考えてみましょう。



石炭について

日本の石炭の生産量は、第二次世界大戦中に年間は6000万トン以上を生産していました。現在は釧路の海底炭坑で年間約50万トンを生産しています。この釧路の海底炭田の推定埋蔵量20億トンです。

そのほかにも北海道と九州に閉山してしまった炭田は数多くあり、埋蔵量も相当な量が採掘可能だと思われます。1970年代にそのほどんどの炭坑はコストと数多く発生した事故によって閉山してしまいました。

現在の採炭技術をもってすれば、石炭の生産を再開することが可能な炭田は数多く存在するのではないかと思います。まずは石油を燃料とする発電から国産石炭による発電に順次転換していくことが第一歩ではないかと思います。


天然ガスについて

勇払ガス田(北海道)、南関東ガス田、新潟県および秋田県で、国内消費量の約3%を生産しています。

南関東ガス田は、推定埋蔵量は7,360億立方メートル、可採埋蔵量は 3,685億立方メートル(現在採掘している関東天然瓦斯開発株式会社の資料より)と推定されます。これがどれだけの量か想像もつきませんが、首都圏が多少地盤沈下しようが、利用しない手はありません。

東シナ海ガス田は、日本と中国の排他的経済水域内にあります。尖閣諸島の領土問題を刺激したくないためか、日本が指をくわえているうちに中国が開発を開始してしまいました。となりの家に生えてきたタケノコじゃあるまいし、地下の資源なんて線引きなんてできないわけです。ましてわずかな隙間さえあれば移動してしまうガスです。早いもの勝ちです、中国に掘り尽くされてしまう前に採掘を開始しないと、話し合いなんてしている場合じゃないと思います。ただ埋蔵量はそれほどでもないと推定されています。どちらかというと領土問題で、中国の大陸棚は沖縄まで続いていて、よって沖縄も中国の領土であるみたいな主張の歯止めとするためにも開発は必要だと思います。



電気について

純国産エネルギーとしての電気は、水力発電、ごくわずかの風力発電、太陽光発電、地熱発電をあわせても日本全体の消費電力の10%程度をまかなっているにすぎません。

ダムはつくったものの、利水と治水のみに利用されて、当初は水力発電も計画されていたダムでも、水力発電をしていなかったり、発電規模が縮小されたダムが多くあります。日本はダムを作るのが目的で、利用より利権優先があからさまに感じられます。

脱原発の目標を達成しつつ、自給率を高めるには、石油をエネルギー源とする火力発電所の石炭化(もちろん国産石炭の生産増強)、より一層の節電と、フルに水力発電を活用する事が必要だと思います。

自給率にはわずかにしか貢献しませんが、小川でも農業用水でも発電可能な小電力水力発電を普及させる事によって自分で使う電気は自分で発電することも大切だと思います。



「食糧」の自給について


posted by bonjin at 18:35| Comment(2) | TrackBack(0) | 政治・経済・社会

安全保障は「水」「食糧」「エネルギー」の自給から


安全保障というと、すぐ、どこかの国が日本に攻めてきたらとか、戦争を考えてしまいますが、もっと大切な事を忘れていると思います。

それは「水」「食糧」「エネルギー」の自給です。この3つがないと人は生きていくことはできません。兵器よりまず先に考えるべき安全保障の原点だと思います。「水」以外の「食糧」「エネルギー」の自給率は現在の日本は絶望的な状況にあります。どちらかの輸入が止まったり、減少しただけで日本はパニック状態におなってしまうことはまちがいありません。

太平洋戦争の悲劇、まさに「食糧」「エネルギー」を持たざる国が、無謀にも資源大国を相手にケンカを売って敗戦した教訓を忘れてはいけません。

世界の人口は増え続けています。いつの日か、「食糧」「エネルギー」が輸入できなくなってしまう日がくるかもしれません。

そのとき、私たちの住む国、日本は、資源のある国に対して戦争をしかけるのでしょうか?それとも、どこかの隣国と同じように、核ミサイルをもって、「石油くれ〜!」「食糧くれ〜!」と脅かすのでしょうか?

憲法第9条を議論したり、集団的自衛権だどうだとかいう前に考えなくてはいけない安全保障の問題は「食糧」「エネルギー」の自給の問題だと思います。


日本は世界の国々の中でも降水量の多い気候で、山、森林、河川が多い地形で、「水」については、唯一需給を心配することのない資源です。そして、水道の蛇口から出てくる水が飲める数少ない国のひとつです。多少の水不足になることはあるけども、人の生死にかかわるような水不足になることはまずありません。

それでは、「エネルギー」と「食糧」の自給について考えてみましょう。



「エネルギー」と「食糧」の自給について


posted by bonjin at 16:20| Comment(1) | TrackBack(0) | 政治・経済・社会